株式会社増山栄建築設計事務所
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スキルアップ

  ”ふじようちえん” の見学会に参加してきました。 2011.05.07
”ふじようちえん”は建築家 手塚高晴さん・手塚由比さん , アートディレクター 佐藤可士和さんが手がけられた幼稚園です。

園舎に壁は無くすべてガラス戸になっていてとても開放的でした。人の目が行き届くので防犯対策になっているそうです。内部の鉄柱は細く空間に溶け込み、教室は背の低い家具やパーテーションで区切られているので、建物に取り込まれたケヤキの木がまるで屋根を支えているのではないかという錯覚を受けました。

屋根は楕円状で回遊できるようになっていて、とても気持ちがよく思わず走り出したくなります。子供たちが元気に走り回っている姿が浮かぶようでした。ケヤキの周りには落下防止ネットが張ってあり、実際に触れる事ができ木のぼりをしているような感覚になります。秋にはデッキに葉っぱや木の実が落ち、子供たちは自然に触れながら四季の感覚を身につけられるそうです。

当日はあいにくの雨でしたが、雨どいから水が流れる姿を見ることができました。
雨どいをガーゴイル(西洋建築の雨どい)にすることで子供たちが雨水に触れて遊び、雨を実感できるようになっているそうです。きっと子供たちにとって雨の日はぬれて嫌な日になるのではなく、楽しいイベントになるのではないかと思いました。

園長先生のお話の中で、現在の子供達は与えられるものが多すぎて、自分で見つけるという経験が少ない。欲を育て自立心を身につけさせていきたい。という言葉が印象的でした。この幼稚園では遊具があるわけはなく建物自体に感覚を育てる工夫がされていました。昔のように子供たちは自分でいろいろなものに興味を持ち、遊びながら自然にきちんとした感覚を身につけていくのではないかと感じました。

今回の見学を通して、開放的な園舎や屋根面の細い手すりなど実現が難しい建物でも、時間をかけて信頼関係を築き施主と建築家の思いが一緒であれば、使い手がストーリーを想像できるような素晴らしい建物が出来るのだと思いました。

Hayashi


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